Posted under 新規開業医の悲しい物語
最初の人は、39歳主婦。子供が小学校に入るのを機にパートを希望し、応募してきた。
出産する前は、耳鼻咽喉科で受付をしていたそうだ。
ハキハキとモノを話す、美形ながらも元気な方だ。
面接で気を付けなければいけないのは、採用側ばかりが話をして、応募者の肝心な事を聞き漏らすこと。
肝心なこととは、確かに“志望動機”やら“自己アピール”も大切だが、やはり、医院の運営上、前職ではどういう経験をしたのか、勤務出来る日時、そのバックグラウンド(家族構成等)の三点セットだ。
佐川氏は話好きだ。隣で聞いていても辟易とする。
「ほ~、山本さん(仮名)は、○○医院におられたのですか?私あの辺りよく知ってます!」
「そこに△△クリニックというのがあって、そこも私が開業させたんですよ!…、」
今は関係ないだろう、そんな話は…。
応募者も最初なので愛想よく「そうなんですか~。」と返してはいるが…。
勘違いしてはいけないのが、確かにコミュニケーションを取る方法で最も手っ取り早いのは、相手との共通点を見つけて、その話題を広げることだが、その前に、相手の話を「聞く」事を中心にしなければ、面接にならない。
完全に打ち解けないと、ホンネが引出せないというのも一理あるが…、バランスの問題だろう。
自分の話を延々聞かせるだけ聞かせて、予定では10分で終わるはずが、30分もかかり、ようやく終了した。
この山本さん(仮名)が一体どういう人なのか分からないままじゃないか…。
「はい、次の方~。」
その方は、結局30分以上も待ってもらったことになるが、愛想良く入って来てくれた…。本当に申訳ない。
しかし、今日は延々と佐川氏の自慢話を聞かされるのか?
明日へ続く・・・