3月
16th 2007
結局「お金」がいるのか : 前編(第24話)

Posted under 新規開業医の悲しい物語

医院開業手続についてですが、具体的には保健所にクリニックを開業する旨の事前相談に行き、
図面のチェックも行い、医院の開設届を9月開業でしたら8月10日までに提出し、X線についても
保健所が…、その後、社会保険事務局で…、」

いきなり、今回のクリニック開業手続の説明を始めた。

こちらとしては任せるつもりでいるのに、このような説明を何故するのか?
最初からヤル気がないので、全く頭に入らない。

元気な声で話は続く。

「医院の開業後はですね、税務署に…、県税事務所に…、労災、生保、原爆等の届出が…、」

元気な声で、興味のないことを延々話されることほど、辛く、退屈なことはない。
自慢話を延々聞かされたり、知識をひけらかしたいがための話を延々聞かされるのと同じぐらいの辛さだ。

「…と、以上なのですが、これらの医院開業に伴う手続きですが先生、ご自分でされますか?」

「はぁ?」

「いや、もし、先生がされるのであればウチはやりませんし、どうされますか?」

「どうするも何も、一連のクリニック開業の手続きはお願いしようと思っていましたが…。」

「分かりました。それではウチで全てさせて頂きますが、佐川さんのご紹介ですので、本来15万かかるところを10万でさせて頂きましょう!」

何だそれ?結局、お金がいるのか。しかも、またまた恩着せがましいデイスカウント…。
安くするというだけで、誰でも喜ぶと思っているのか?

数ヶ月前の自分は喜んでいたなあ…、恥ずかしながら…。

こういう、数ヶ月前の自分のような人種がまだまだ多いから、こういうトークがいつまでも通用するんだろう。

明日へ続く・・・

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